仕事に行きたくないときの対処法まとめ|同じ言葉でも、詰まっている場所が違う

メンタル・気持ちの整え方

「仕事に行きたくない」と検索してこのブログにたどり着いた人は、これまでにも記事を読んで、一つや二つは対処法を試したかもしれない。それでも「なんかしっくりこなかった」なら、それはあなたのせいではなく、原因の見立てが違っていた可能性がある。

実は「仕事に行きたくない」には、原因不明のモヤモヤ、朝の身体の重さ、考えすぎによる不安、慢性化した疲れと、いくつも別の状況がある。全部に同じ対処法が効くわけがない。

この記事では、あなたの「行きたくない」がどの状況に近いかを整理して、それぞれに合う対処法の記事を紹介する。

なぜ「行きたくない」対処法は一つじゃないのか

一口に「行きたくない」と言っても、次の4つはまったく別の話だ。

  • 何が嫌なのか、自分でもよくわからない(原因不明の問題)
  • 朝、身体が重くて動けない(身体の問題)
  • 考えすぎて、不安ばかり膨らむ(思考の問題)
  • 毎日のように続いていて、限界がどのくらいかわからない(慢性化の問題)

自分がどれに近いか、下から選んでみてほしい。

パターン①:何が嫌なのか、自分でもよくわからない

「なんとなく行きたくない」「理由はわからないけど、憂鬱」——正体がつかめないモヤモヤは、それだけで余計に重くのしかかる。この場合は、感覚のまま抱え込まず、一度紙に書き出してみると、対処できる形に変わる。

仕事に行きたくない原因がわからないときの対処法

パターン②:朝、身体が重くて動けない

目が覚めた瞬間から気持ちが沈んで、布団から出られない。このタイプは、気持ちを立て直そうとする前に、身体を先に動かした方がうまくいく。

朝、仕事に行きたくないときの対処法

パターン③:考えすぎて、不安ばかり膨らむ

「この先どうなるんだろう」「またあれもこれも」と、まだ起きていないことまで考えて動けなくなるタイプ。この場合は、視界を無理やり広げようとせず、あえて「今日一日だけ」に絞って考えると楽になる。

仕事に行きたくないときの乗り越え方

パターン④:毎日のように続いていて、限界がどのくらいかわからない

一日だけの話ではなく、行きたくない日が続いていて、自分がどこまで大丈夫なのか判断がつかないタイプ。この場合は、感覚に頼らず、数字で自分の状態を記録しておくと、限界のサインに早く気づける。

仕事に行きたくない日が続くときの対処法

次の朝に浮かんだ言葉が、パターンを示している

次に「行きたくない」と思った朝、その瞬間に頭に浮かんでいる言葉を思い出してみてほしい。どのパターンかは、そこに出ている。

  • 「なぜ嫌なのか、自分でも言葉にできない」→ ①原因が見えていない
  • 「とにかく体が動かない、布団から出られない」→ ②朝の動き出しの問題
  • 「まだ起きてもいないことを考えて重くなる」→ ③考えすぎの問題
  • 「これがもう何日も続いている」→ ④限界が見えていない

ここで一つだけ、注意してほしいことがある。①〜③と④は、並んだ選択肢ではない。①〜③は「今日をどうしのぐか」の話で、④は「しのぎ続けていいのかを判断する」ものさしの話だからだ。

私の場合|①〜③でしのぎ続けて、④を見落とした

私にも、毎朝「甘えだ」と自分に言い聞かせながら会社に向かっていた時期がある。理由も分からないまま毎日叱られ、それでも「みんな頑張っているんだから」と押し込め続けていた。

①には、書き出すことが効いた。原因がはっきりしないまま気が重い朝、頭に浮かんだ嫌なことをノートに書き出してみたのだ。すると書いているうちに「あれ、そこまで嫌なことはないな」と気づいた。頭の中では「全部が嫌」に感じていたのに、紙の上に並べてみれば、意外と小さな問題の集まりだった。

②には、白湯が効いた。私は朝がとにかく苦手で、目が覚めても布団から出られない。だから、頭で「行きたくない」を再生する前に、とにかく一杯飲む。体があたたまって、少しずつ目が覚めて、自然と体が動き出せる。気合いで起きるのではなく、あたたかい一杯で体のスイッチを入れるだけだ。

問題は④だった。私は自分の状態を測るものさしを何も持たないまま、①や②でその日その日をしのぎ続けた。しのげてしまうから、続いていることに気づけない。そして気づいたときには、心が限界の一歩手前まで来ていた。結局、逃げるように転職することでしか止まれなかった。

あのとき自分の状態を数字で見られていたら、もっと早く「休む」「相談する」という選択ができていたはずだ。①〜③は その日をしのぐ力をくれるが、しのげてしまうことそのものが落とし穴になる——これが、4つを全部通った私の一番の反省だ。

重なっているなら、まず10秒の記録から

「原因もわからないし、朝も動けない」というように、複数が重なっている人も多いはず。その場合は、次の順番をおすすめする。

  1. ④まず、記録を始める —— 毎朝「行きたくない度」を10点満点でメモするだけ。10秒で終わる
  2. ①〜③から、当てはまるものを1つ —— 今日をしのぐ手を、並行して1つだけ持つ

④を先頭に置いたのは、それが一番効く対処法だからではない。他の3つと違って、④だけは「今の自分が、どのくらいのところにいるか」を教えてくれるからだ。

数字を並べてみると、「先週は3点の日が2日あった」と気づくこともある。逆に、8点以上が2週間続いているなら、それは気合いでどうにかする局面ではない。休む、あるいは誰かに相談するサインだ。

全部を一気に変える必要はない。ただ、ものさしだけは早めに持っておいてほしい。

「行きたくない」の中身は、一つではない

「仕事に行きたくない」は、一つの悩みではなく、状況によって処方箋が違う。自分に近いパターンから、今日一つだけ試してみてほしい。

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